あるあるレポート
2017年3月号(3月23日発行)

職業能力開発サービスセンター(サービスセンター)が実際に行っている企業訪問等での相談・支援などに関する現場レポートをお届けするコーナーです。


第17回は、長野職業能力開発サービスセンターの現場レポートです。


◇長野職業能力開発サービスセンターの特徴

長野県は南北に長く面積も広く、山間地には中小企業が多数点在しており、産業的には大きな市とその周辺に製造業やサービス業が集中し、そのほかの地域は林業や土木建設といった業種が多い状況にあります。このような地理的条件と産業分布の環境の中で企業・団体に対するサービスセンターの展開事例やその特徴について簡単に紹介させて頂きます。

現在、長野県の職業能力開発推進者登録は、3,300社を超えており、その内、大企業は150社程度です。サービスセンターは残る中小企業・団体等に各種の人材育成等に係るご支援や、その水先案内を推進しています。



◇ケース1:サービスセンターと企業の関係をどのように深めたか

・社会福祉法人 S会様

「介護施設を数多く運営している中で、教育訓練等に重点を置き、多くの時間と経費を充てているが、助成金等の活用はできないか」との相談があり、早速訪問して事業内職業能力開発計画を説明し、その策定を依頼しました。この計画作成を進めながら各事業所の人事担当者を集め、キャリア形成促進助成金を説明し、申請書の作成をアドバイスしました。

また、職業能力評価基準やマナー・コミュニケーション(面談スキルの基本)等に関する集団指導会を行いました。



◇ケース2:集団指導等の進め方について

・公益財団法人 Kセンター様

Kセンター様から「喀痰吸引等研修を行うに当たり、キャリア形成促進助成金の活用と人材育成情報の提供依頼」があり、助成金については労働局と連携して具体的な内容説明を行いました。人材育成情報については、サービスセンターが職業能力開発推進者登録、事業内職業能力開発計画、職業能力評価基準等について紹介しました。

その結果、事業内職業能力開発計画等の成果物を抱えて、サービスセンターの窓口へ複数の方々が更なる指導を受けに来られました。



◇推進者講習会(導入レベルのキャリアコンサルティング講習)の開催について

長野県を南北に分け9月頃に長野市内、2月頃に松本市内で、三好紀雄先生による2日間講習を開催しています。数年前までは参加者がなかなか集まらないこともありましたが、最近は、キャリアコンサルティングに対する企業意識の向上とその必要性の認識から、ダイレクトメールや当協会のホームページでの募集だけで定員を充足する状況となっています。また、参加して欲しい企業については直接訪問し、講習会がわかり易く活用し易い内容である旨を強調し、参加勧奨をしています。

傾聴力や共感力、自己キャリアの洗出し、将来目標やライフプランの作成等、自分を例題として整理しプランニングするため、参加者からは好評を頂く講習会となっています。


◇長野職業能力サービスセンターの今後の取組み

企業の経営者や人事担当者は異口同音に「人材育成教育は大切かつ必要」と答えられています。しかし、実際には経営状態や繁忙状況等により、簡単に経費が減らされたり計画が延伸されたりするなどの状況になっている企業が多くあります。反面、現実は若い人、労働意欲の高い人、即戦力として使える人が強く求められており、当サービスセンターでは、それらの要求に少しでも応えられるよう、各種情報の提供やキャリアコンサルティング及び具体的なツール、講習会、助成金等を紹介して行きたいと考えています。窓口対応や企業訪問での内容を更に充実させ、関係部門との連携強化を図りながら事業を推進して行きたいと考えています。




長野職業能力開発サービスセンター
TEL:026-234-9080
FAX:026-234-9280
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