あるあるレポート
2016年9月号(9月29日発行)

「企業は人」〜リゾートを追求し、お客様の満足を追究する人材育成を目指して〜


【第3回】

こんにちは!

足摺テルメ 総支配人の宮崎です。今回で3回目の連載となります。いつもお付合い頂き、本当にありがとうございます。前回の「あるあるレポート5月号」では、人材育成の必要性に気付いた私が、「サービスセンター」の勧めを受け「キャリア診断サービス」を受けることを決断し、その散々な結果に落ち込みはしたものの、「会社の求める人物像を明確にし、客観的に見て公平に評価できる基準」の必要性を感じ、社内でプロジャクトチームを編成、「職業能力評価基準」の作成に挑戦するところまで、お話しさせていただきました。


第1回目、→第2回目(クリックすると前回のお話が読めます)



プロジェクトチームメンバーは、ホテル全体を統括する「統括チーフ 森一美」「フロントマネージャー 小野原努」「総務マネージャー 北代早智江」と私の4名で編成しました。いずれも今後の足摺テルメの組織の中で中核を成していく重要な人材です。当然、それぞれの持ち場での日々の業務をこなしながらの作成となり、膨大な仕事量となることは承知の上での挑戦となりました。この時のことを振り返り、私にとって一番幸運だったと感じるのは、プロジェクトチームメンバーが、今回のプロジェクトの重要性を私と同じレベルで認識し、不満を述べることなく邁進してくれたことです。私一人では、チャレンジすらもできなかったでしょうし、チャレンジできたとしても途中で頓挫していたと思います。


第1回プロジェクト会議では、私達4名は様々な事をざっくばらんに話し合いました。今回のプロジェクトを遂行する上での不安点や、問題点などを出し合い、建設的にゴールまでの道筋を決定することに集中しました。ゴールを「キャリア支援企業表彰※入賞」に設定。そして、ゴールまでのスケジュールを、作業レベル・担当者レベルに振り分け分担するスケジュールを作成することを決定しました。


※「キャリア支援企業表彰」とは、厚生労働省が実施する、従業員の自律的なキャリア形成を支援するための取組を行っている企業や法人を募集し、優れた事例を表彰。(平成28年度より呼称が「グッドキャリア企業アワード」となりました。) 受賞企業はシンボルマークを活用することができます。


私達は、大きな目標を持ちたかったこともあるのですが、表彰を受けることにより社員に会社に対する誇りを持って欲しいという想いが一番にありました。


今回のプロジェクトの本丸である「職業能力評価シート」の作成に向けては、まず「サービスセンター」のアドバイスを受けることにしました。足摺岬からサービスセンターのある高知市内までは片道3時間を要しますので、主要メンバーである4名がホテルを不在にすることには大きな不安はありました。しかし、この「職業能力評価シートの作成」の重要性を認識していた私達は、ゲスト数の少ない日程を選び、シフトを調整し実行しました。結果、アドバイスを受けに行ったことは正解でした。振り返れば、私達は「完璧(すぎる)」内容の「職業能力評価シート」を作ろうと肩に力が入りすぎていたと思います。サービスセンターのアドバイスは「可能な限りシンプルに、運用しながら改善していけば良い」というものでした。私達は少し気が楽になり、まずは、肩の力を抜いて「職業能力評価シート」のたたき台を作成することを確認し、帰路に着いたのを覚えています。


ホテルに戻った私達は、スケジュールに沿い、それぞれの担当箇所を通常の業務の合間をぬって作業を行い、進捗を確認する会議を定期的に実施しました。やるべきことは「職業能力開発計画」「基本教育体系図」「キャリアマップ」「職業能力評価シート」の4項目の作成でした。こうした言葉だけを見るととても難しそうな印象を受け、尻込みしてしまうと思います。実際、私達もそうでしたが、作成を続けるうちに「どれも会社の根幹を成す、非常に重要な事柄」であることが理解できました。また、作成してみると、大変さはありましたが、決して難しいものではなく、最終的に一つのファイルとなって完成した時には、大きな達成感を得られたのを覚えています。



気になる「キャリア支援企業表彰」の結果は・・・??


・・・残念ながら入賞ならず!でしたが、私達がチャレンジしたことでこれからの会社の人材育成に必要なスキームを短時間で作成できたこと、今後の組織の中核を成すメンバーでプロジェクトを完遂できた経験は大きな財産になりました。今でも、チャレンジして本当に良かったと思っています。


今回のお話しはここまでです。最終回となる次回の「あるあるレポート」では、「組織の人材育成」について、これまでの経験を経て想うことや、理想と現実についてお話ししたいと思います。楽しみにして頂けると嬉しいです!最後までお付合い頂き、ありがとうございました。