あるあるレポート
2015年7月号(7月30日発行)

職業能力開発サービスセンター(サービスセンター)が実際に行っている企業訪問等での相談・支援などに関する現場レポートをお届けするコーナーです。


第1回目は、東京職業能力開発サービスセンターの現場レポートです。

東京サービスセンターでは、都内企業への訪問活動や窓口においてキャリア形成支援を行っています。日頃、サービスセンターのメンバーが直面している支援状況・企業の反応・企業の考えなどについてレポートします。




◆ケース1

最近、キャリア形成あるいはその支援というキーワードが、多くの企業の中で組織的ではないにせよ、個人としては浸透してきていると実感しています。

しかし、これら個人から湧き出るキャリア形成の息吹を企業が受け止めて行動に移しているということについてはまだまだの感があります。

ことに、お会いする企業のキャリア形成支援の担当者の多くは、従業員へ向けての制度構築そして運用を、と苦労していてもなかなか形に表すことができずにおられます。


そこでサービスセンターの出番です。

今試みているのは、まずは担当者にご自身のキャリア形成をどのように考えているかを問いかけることです。

「ご自身の担当業務を進化・成長させているか?」

「その先にあるご自身の能力評価は?」

「さらに企業への貢献は?」

「そしてその考えは自らが望む自己実現の舞台なのか?」

を考えていただくようにしています。

担当者の立場で、従業員に理解してもらう前にご自身で「キャリアとは?」に答えを出すよう支援を行っています。




◆ケース2

キャリア形成促進助成金の申請はハードルが高いと思っている多くの方が、サービスセンターの窓口に相談にお見えになります。

初めは不安げですが、この助成金の制度が従業員の中長期的な育成を行う企業を支援するためのものであることを説明すると、前向きにこの制度を活用しようという気になっていただけました。




◆ケース3

ある製造会社の社長とキャリア相談について意見交換をさせていただいた折、

「30人ほどの社員と年に一度は面談をしている。」

ことを伺い、

「信頼感を繋げることができましたか?」

と申し上げたところ、

「いや、お互いに本音の部分で距離感が出てしまうな。」

と話されました。

私は思い切って、

「サポーターにお任せ下さい。社員の方々の本音に迫る診断結果をご提供します。」

とキャリア診断サービスを勧めています。



また、キャリア診断サービスを活用いただいた例として、先日、あるイベント会社の社長にキャリア診断について説明する機会がありました。

社長は、

「社員とのコミュニケーションは良くできているよ。」

と言われましたが、私は、

「社員の方々は社長に本音の話ができているのでしょうか?」

と問いかけました。

「社員の方々のリアルな考えや認識を知っていただき、働き甲斐のある職場環境づくりにキャリア診断サービスを活用していただければ嬉しいですね。」

とお勧めし、実施の運びとなりました。



平成26年度東京サービスセンターの支援内容別構成比






★東京都内でのキャリア形成支援に関するお問い合わせ等はこちらへ


東京職業能力開発サービスセンター

TEL:03-5211-2355

FAX:03-5211-2359

E-mail:servicec@tokyo-nokaikyo.or.jp



サービスセンターメンバー


第2回目は、愛媛職業能力開発サービスセンターのレポートをお届けします。